5月某日。
小さなカメラをショルダーバッグに入れ、小旅行へと出かけた。
小旅行といっても、ご近所を散歩するだけで、数十キロ、数百キロ離れたところへ出かける訳ではない。
「近所」の定義は曖昧だが、気軽に歩き回れる距離だと私は思っている。
国道45号線を進み、新井田大橋を渡る。
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新井田大橋。
新井田大橋も昔は一本で、片側一車線だった。
交通量の増加に伴いもう一本が架橋され、色も何度か変わった。
学生時代はこの橋を歩いたり自転車に乗って渡ったが、大人になってからは車で通ることが多かった。
橋を越えると延々と上り坂が続く。
坂からの長めは素晴らしく、天気が良ければ八甲田山を見ることができる。
坂の途中には削られて地層があらわになった崖があった。
小学校の授業で粘土を掘ったりしたことがあった。
あの頃は殺風景な場所だったが、今は大型店舗が並ぶ場所となっている。
随分景色が変わったものだ。
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湊高台へと続く坂道。
坂を上りきり、左へ向かうと光星高校、右へ向かうと新井田風の道トンネル、直進すると湊高台を経て旭ヶ丘へと向かう。
交差点を越えると左手に四本松神社の木立が見えてくる。
子供の頃はこの辺りで桑の実を取ったりして遊んだものだが、不思議とこの神社へは来る機会がなかった。
よって、今回の散歩が初めての参拝になる。
参道を進む。
ところどころに桜が咲き残り、花片もたくさん落ちているが、主役の座は目に鮮やかな新緑に移っている。
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四本松神社参道。
手水舎の水に桜の花片がたくさん浮いていた。
身を浄めるのも忘れ、撮影に熱中する。
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手水舎にて。
ひとしきり撮った後、ようやく身を浄め、参拝する。
煩悩の固まりの私はあれもこれもと祈ってしまう。
傍らにはおみくじの箱があった。
たまには引いてみようかと思ったが、悪い内容だったら嫌だ・・・ということで引かないことにする。
おみくじの結果は結構当たっている気もするし、こういうことは気にする方だから最初から引かない方が身のためだ。
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四本松神社。
四本松神社を後にして、スーパードラッグアサヒの裏を歩く。
遊歩道を見つけ、少し歩いてみる。
当たり前だが、売市の遊歩道も石堂や下長の遊歩道も造りはほぼ同じ。
統一規格のようなものだ。
遊歩道沿いに植えられている、背の低い木に赤いつぼみがついていた。
確かこれはツツジだったと思うのだが・・・。
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遊歩道。
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ツツジのつぼみだと思う。
遊歩道の入口付近には、飛び出しの注意喚起のための看板が立てられていた。
横に青潮小学校と書かれているのが気に入った。
確か、湊高台付近は青潮小学校の学区のはずだ。
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飛び出しを防ぐための看板。
遊歩道を後にして、光星高校通りへと向かう。
通りの反対側にはケーズデンキがある。
昔はデンコードーだった。
建物の横には今でもデンコードーの文字が残っていた(一部欠けているが)。
少し先には食堂と床屋さんがあった。
食堂がいつ頃からあったのかは記憶にない。
この辺りの食堂といえば堀越食堂ぐらいしか記憶にないのだが・・・。
食堂横の床屋さんは子供の頃に髪を切ってもらった覚えがある。
おばさんがにこにこと髪を切ってくれたものだ。
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床屋さんと食堂。
床屋さんの向かい側にある光星高校の校舎も随分と立派になったものだ。
確か、校舎に向かって右側にはドーム型の建物があったはずだ。
自動車科で使っていた建物だと思う。
校舎裏のしののめ幼稚園。
私は通園初日に脱走を図り、先生に捕獲されたことがあった。
もう少しで自由な世界に逃亡できたのに、と今でも悔やむことがある。
続く・・・。
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小さなカメラをショルダーバッグに入れ、小旅行へと出かけた。
小旅行といっても、ご近所を散歩するだけで、数十キロ、数百キロ離れたところへ出かける訳ではない。
「近所」の定義は曖昧だが、気軽に歩き回れる距離だと私は思っている。
国道45号線を進み、新井田大橋を渡る。

新井田大橋。
新井田大橋も昔は一本で、片側一車線だった。
交通量の増加に伴いもう一本が架橋され、色も何度か変わった。
学生時代はこの橋を歩いたり自転車に乗って渡ったが、大人になってからは車で通ることが多かった。
橋を越えると延々と上り坂が続く。
坂からの長めは素晴らしく、天気が良ければ八甲田山を見ることができる。
坂の途中には削られて地層があらわになった崖があった。
小学校の授業で粘土を掘ったりしたことがあった。
あの頃は殺風景な場所だったが、今は大型店舗が並ぶ場所となっている。
随分景色が変わったものだ。

湊高台へと続く坂道。
坂を上りきり、左へ向かうと光星高校、右へ向かうと新井田風の道トンネル、直進すると湊高台を経て旭ヶ丘へと向かう。
交差点を越えると左手に四本松神社の木立が見えてくる。
子供の頃はこの辺りで桑の実を取ったりして遊んだものだが、不思議とこの神社へは来る機会がなかった。
よって、今回の散歩が初めての参拝になる。
参道を進む。
ところどころに桜が咲き残り、花片もたくさん落ちているが、主役の座は目に鮮やかな新緑に移っている。

四本松神社参道。
手水舎の水に桜の花片がたくさん浮いていた。
身を浄めるのも忘れ、撮影に熱中する。


手水舎にて。
ひとしきり撮った後、ようやく身を浄め、参拝する。
煩悩の固まりの私はあれもこれもと祈ってしまう。
傍らにはおみくじの箱があった。
たまには引いてみようかと思ったが、悪い内容だったら嫌だ・・・ということで引かないことにする。
おみくじの結果は結構当たっている気もするし、こういうことは気にする方だから最初から引かない方が身のためだ。

四本松神社。
四本松神社を後にして、スーパードラッグアサヒの裏を歩く。
遊歩道を見つけ、少し歩いてみる。
当たり前だが、売市の遊歩道も石堂や下長の遊歩道も造りはほぼ同じ。
統一規格のようなものだ。
遊歩道沿いに植えられている、背の低い木に赤いつぼみがついていた。
確かこれはツツジだったと思うのだが・・・。

遊歩道。

ツツジのつぼみだと思う。
遊歩道の入口付近には、飛び出しの注意喚起のための看板が立てられていた。
横に青潮小学校と書かれているのが気に入った。
確か、湊高台付近は青潮小学校の学区のはずだ。

飛び出しを防ぐための看板。
遊歩道を後にして、光星高校通りへと向かう。
通りの反対側にはケーズデンキがある。
昔はデンコードーだった。
建物の横には今でもデンコードーの文字が残っていた(一部欠けているが)。
少し先には食堂と床屋さんがあった。
食堂がいつ頃からあったのかは記憶にない。
この辺りの食堂といえば堀越食堂ぐらいしか記憶にないのだが・・・。
食堂横の床屋さんは子供の頃に髪を切ってもらった覚えがある。
おばさんがにこにこと髪を切ってくれたものだ。

床屋さんと食堂。
床屋さんの向かい側にある光星高校の校舎も随分と立派になったものだ。
確か、校舎に向かって右側にはドーム型の建物があったはずだ。
自動車科で使っていた建物だと思う。
校舎裏のしののめ幼稚園。
私は通園初日に脱走を図り、先生に捕獲されたことがあった。
もう少しで自由な世界に逃亡できたのに、と今でも悔やむことがある。
続く・・・。

