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Channel: みなと八戸日記
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三沢航空科学館その3〜一式双発高等練習機

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十和田湖の湖底に旧軍の飛行機が眠っているという話題がテレビや新聞に出た時は随分と驚きました。
十和田湖と軍用機のイメージがどうしても結ばなかったからです。

そうこうしているうちに飛行機は引き上げられ、三沢航空科学館に展示されることとなりました。

名前も聞いたことの無かった軍用機。
それが「一式双発高等練習機」です。

昭和18年(1943年)9月27日に秋田県能代飛行場を飛び立った陸軍飛行第三十八戦隊(偵察部隊)の一式双発高等練習機が八戸市の高館飛行場(現在の海上自衛隊八戸基地)へ向かう途中にエンジントラブルにより不時着水、4名の乗員のうち救助されたのは1名のみだったそうです。

一式双発高等練習機はどうやら使い勝手が良かったようで、訓練目的の他色々と使われたようです。

展示ホールは広かったが、零戦の横に並べられていたため翼は横に伸ばさず縦に並べて置かれていました。

思っていたより大きいと言うべきか、意外と小さかったと言うべきか・・・。
やはり大きいと言った方が良さそうです。
なんというか迫力がある。
ぼろぼろに穴が開いた外板。
その割にはきれいに残る赤の部隊マークや日の丸、黄色い敵味方識別帯。

こうしてみていると、古い飛行機への興味もあって来たけれどそれ以上に歴史の重みをずしっと感じさせる展示だったと思いました。


一式双発高等練習機。


敵味方識別帯。
きれいに色が残っている。


機首と操縦席部分。


胴体の窓と日の丸。
日の丸も鮮やかに残っている。


尾翼の部隊マーク。
羽布部分はさすがに残っていない。


エンジン。


計器板。

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