朝から街へ出かけるというのは滅多にない。
「街」というよりは「マチ」と書いた方がいい感じもする。
ちなみに、八戸では中心街のことを「マチ」という。
中心街へ出かけるときは「マチさ行ってくる」と言ったりする
中心街で用事を足すことを昔は「街使い」と言ったそうだ。
マチで用事があり、珍しく朝から出かけることになった。
8時過ぎに本八戸駅に着き、食堂のばる〜んに寄る。
旅の始まりは駅の立ち食いそばから。
窓の外の青空を眺めながら、山菜そばを食べる。
そんなことをしていると、今日はいい写真が撮れそうだ、楽しい一日になりそうだという気分になってくる。
八戸マノンの前を通り、近くの飲み屋街へ向かう。
八戸マノン、確か昔は小中野にあったはずだ。
飲み屋街もマノンも静まりかえっていた。
久しぶりに35mmレンズメインで撮る。
気分が乗っていると写真もさくさくと撮れるものだ。
三八城公園へ向かう。
さっき立ち食いそばを食べたばかりなのだが、持参したおにぎりを食べることにする。
高台に設けられた八戸城跡。
中世には根城南部氏一族の中館氏の居館・中館があった場所だ。
当然眺めは素晴らしい。
風が少し冷たいがいつまでもずっと座っていたくなる。
少し休んでから街中へ向かう。
デパートもまだ開店していない時間だけに人通りは極端に少ない。
こういう時間に街中をぶらつくのも悪くないものだ。
窓越しに青空を撮ったり休憩をしたりしてのんびりと時間を過ごす。
昼は昔風のラーメンを食べる。
夕方になり、相方と合流し、歩いてマチを後にした。
少しだけいつもと違う道を歩く。
同じ方向へと歩くのだが、道の数は多いから組み合わせは無限大(というのは大げさかもしれないが)。
すべての道の組み合わせを歩くのにはどれだけの時間がかかるのだろうか?
そんな組み合わせの一つをたまたま歩いていると、畑と畑の間を通る小道の前に出た。
買い物帰りの老婦人がその道を歩いていた。
その奥には舗装道路が広がり、子供達がキャッチボールをしていた。
なんとなく、懐かしい雰囲気を感じたのでその小道を歩いてみることにする。
ああ、懐かしい。
土の匂い。
子供達の声。
子供の頃住んでいた家と同じような作りの平屋の民家。
新しい住宅地ばかりが広がっているとばかり思っていた地域に、こんなところがあるとは思わなかった。
ここだけが海の中の小島のように周囲と違う雰囲気を醸し出している。
子供の頃の記憶にこだわり、湊や小中野でこういう光景を求め続けていたが、まさかこんなに離れた場所でこういう景色に出会えるとは・・・。
懐かしい景色。
久しぶりの感覚。
そんな気持ちを抱きながら、その日の夜は震災以来久しぶりに会う知人達と酒を飲んだ。
家に着いたのは日付も変わった頃。
最近は心に波風が立たないよう、喜び過ぎもせず、落ち込みもしないようにと心がけていたが久しぶりに羽目を外して酒を飲んだような気がした。
「街」というよりは「マチ」と書いた方がいい感じもする。
ちなみに、八戸では中心街のことを「マチ」という。
中心街へ出かけるときは「マチさ行ってくる」と言ったりする
中心街で用事を足すことを昔は「街使い」と言ったそうだ。
マチで用事があり、珍しく朝から出かけることになった。
8時過ぎに本八戸駅に着き、食堂のばる〜んに寄る。
旅の始まりは駅の立ち食いそばから。
窓の外の青空を眺めながら、山菜そばを食べる。
そんなことをしていると、今日はいい写真が撮れそうだ、楽しい一日になりそうだという気分になってくる。
八戸マノンの前を通り、近くの飲み屋街へ向かう。
八戸マノン、確か昔は小中野にあったはずだ。
飲み屋街もマノンも静まりかえっていた。
久しぶりに35mmレンズメインで撮る。
気分が乗っていると写真もさくさくと撮れるものだ。
三八城公園へ向かう。
さっき立ち食いそばを食べたばかりなのだが、持参したおにぎりを食べることにする。
高台に設けられた八戸城跡。
中世には根城南部氏一族の中館氏の居館・中館があった場所だ。
当然眺めは素晴らしい。
風が少し冷たいがいつまでもずっと座っていたくなる。
少し休んでから街中へ向かう。
デパートもまだ開店していない時間だけに人通りは極端に少ない。
こういう時間に街中をぶらつくのも悪くないものだ。
窓越しに青空を撮ったり休憩をしたりしてのんびりと時間を過ごす。
昼は昔風のラーメンを食べる。
夕方になり、相方と合流し、歩いてマチを後にした。
少しだけいつもと違う道を歩く。
同じ方向へと歩くのだが、道の数は多いから組み合わせは無限大(というのは大げさかもしれないが)。
すべての道の組み合わせを歩くのにはどれだけの時間がかかるのだろうか?
そんな組み合わせの一つをたまたま歩いていると、畑と畑の間を通る小道の前に出た。
買い物帰りの老婦人がその道を歩いていた。
その奥には舗装道路が広がり、子供達がキャッチボールをしていた。
なんとなく、懐かしい雰囲気を感じたのでその小道を歩いてみることにする。
ああ、懐かしい。
土の匂い。
子供達の声。
子供の頃住んでいた家と同じような作りの平屋の民家。
新しい住宅地ばかりが広がっているとばかり思っていた地域に、こんなところがあるとは思わなかった。
ここだけが海の中の小島のように周囲と違う雰囲気を醸し出している。
子供の頃の記憶にこだわり、湊や小中野でこういう光景を求め続けていたが、まさかこんなに離れた場所でこういう景色に出会えるとは・・・。
懐かしい景色。
久しぶりの感覚。
そんな気持ちを抱きながら、その日の夜は震災以来久しぶりに会う知人達と酒を飲んだ。
家に着いたのは日付も変わった頃。
最近は心に波風が立たないよう、喜び過ぎもせず、落ち込みもしないようにと心がけていたが久しぶりに羽目を外して酒を飲んだような気がした。